不動産売却でとても重要なイベントが内覧です。緊張しすぎる人もいれば、まったく気にしない人もいますが、不動産売却の内覧で押さえておくべきポイントをまとめておきましょう。まず、売主であるあなたは内覧者の不安を解消する振る舞いが必要です。不動産売却なのだから、不動産さえきちんとしていればそれ以外は関係ないというわけではありません。購入希望者に不信感を持たれてしまうと、思わぬ落とし穴があります。不動産会社に丸投げしてリビングでテレビを見ているような売主はイメージが非常に悪く、破談になる可能性があります。不動産売却の内覧では購入希望者の質問に答えたり、不動産会社では説明が浅くなりがちな周辺環境の利便性などを説明したりすると、非常によい印象を与えることが可能です。ただし営業トークは不動産会社にすべて任せて、不動産売却にがっついているような態度は控えましょう。買手の立場になってみれば、非常に大きなお金を使うかどうかの瀬戸際です。慎重になるのは当然ですし、急かされると「何か裏があるのでは」と勘ぐられたり、「焦っているなら値引きさせやすい」と足元を見られたりする恐れもあります。前もって聞かれそうな点はメモにまとめておくなど、情報を整理しておくとよいでしょう。特に不動産売却では売主に契約不適合責任がありますので、損傷や汚れなど伝えておくべき事はきちんと伝えておくことが重要です。